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「今回の災害は四つ。
地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つです」
と、ドイツ公共放送・
ZDFのハーノ記者は言いました。


NHKの衛星テレビが、ドイツZDFのハーノ記者にインタビュー

ドイツZDF フクシマのうそ
を福島に通い続けて取材したハーノ記者へのインタビュー



NHK衛星テレビの「世界の扉」で、ドイツの公共テレビ・ZDFのハーノ記者にインタビューしています。

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ハーノ記者は、ドイツZDF フクシマのうそで、日本独特の原子力ムラの闇について分かりやすく解説している記者です。
ハーノ記者は、ZDFのアジア総局の総局長。9分の短い動画です。

日本語訳のテロップがしっかり出ていますが、キーワードを抽出するために文字起こしします。



(ここから)

アナウンサー冒頭解説:
ドイツの公共テレビのZDFは、政府や東京電力、それに関連企業など、いわゆる原子力ムラの人たちが、いかに自分たちに都合の悪い情報を隠し、日本国民に真実を隠してきたか、との論調で関係者などへのインタビューをもとに検証しています。

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また、ドイツのメディアの中には、日本のマスコミについても国民に真実を伝えてこなかったと、かなり手厳しい評価を加えているんです。

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日本時間で、今月(3月)8日には、こんな放送をしています。


ドイツZDFのアナウンサー:
11日日曜日。
津波が日本を襲った日から、ちょうど1年。

その翌日、福島第一原発が世界を震かんさせ、以来、原子炉の冷却が大きな問題となりました。
特に放射能に汚染された冷却水は、何週間にもわたって、海へ流出しました。

建屋内の汚染された冷却水の一部は、循環冷却システムの中で浄化され、再利用されます。
残りはタンクに保管されています。

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しかし、これらの解決策は急場しのぎでしかありません。

ハーの記者が、福島の警戒区域からリポートします。

ハーノ記者リポート:
福島第一原発での作業は危険なものです。
メルトダウンを起こした原子炉に、燃料が詰まったプール。

ここの放射線量は、命に関わる数値です。

東京電力の白井氏は、

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「現在、検視の冷却しか行っていない。
しかし、それは根本的な解決策ではない。
問題は、現状を管理しきれていないことだ
と言っています。

現在、原子炉の冷却は、一時しのぎの冷却システムが担っています。

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水漏れを起こすこと以外にも、問題は他にありそうです。


専門家は、この地域で再び強い地震が起きる可能性を指摘しています。

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再び、原子炉が崩壊するようなことがあれば、私たちの知る日本の終わりを意味するでしょう。

アナウンサー:

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このリポートを行ったヨハネス・ハーノ記者。
東アジア総局の総局長として、普段は中国の北京にいらっしゃいますが、震災関連の取材のため、日本を頻繁に訪れています。

そのハーノ記者に、おととい会って、話を聞いてきました。

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震災、そして原発の事故から1年ということなんですけれども、ハーノさんの取材の関心事は、まさにドイツ人に関心事と言ってもいいと思うんですけれども、いま、どんなところにいちばん関心を持って取材をされていますか?


ハーノ記者:

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私がドイツに帰ると、日本人は、どのように原発の危機を乗り切るのかと、よく訊かれます。

やはり、ドイツでは、日本の原発事故への対応に関心が集っているのです。

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必要なのは、危険性をきちんと伝えることだと思います。

日本政府や東京電力は、危険性を管理できていると言っていますが、それは正しくありませんし、間違っていると思います。

福島原発、特に4号炉が事故を起こしたら、もう日本だけではなく、全世界の問題になるのです。

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日本には原子力ムラという言葉がありますが、これは独特ですね。

ドイツでは、規制を行う当局は単独で存在します。
たとえば、原子力監査局。

これは、経済省とは関係のない独立した機関です。

そこの科学者たちは厳しい視点で、原子力エネルギーを批判しますが、当然のことで、それでキャリアを失ったりしません。

日本では、政界、学会、エネルギー業界、そしてメディアが深く結びついている印象です。


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よく視聴者の方から、私の子供が、今、日本にいますが、本当に大丈夫でしょうか、と訊かれます。

そこで、私は、こう答えるようにしています。

「まったく問題ありません。
日本で暮らしても大丈夫。
私も、日本に住むのは大好きです。

みな大げさです。
今の日本は、大丈夫。

でも、危険性もあることは、しっかり認識すべきです」。

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---震災直後に賞賛された日本人のイメージに変化は?

変わりません。

その質問をされれば、以前も今も、日本人には感銘を受けている、と答えます。

ただ、1年前とは大きく印象が変わったことがあります。

多くの被災地に行きましたが、被災者は、もう政府を信頼していません。
電力会社も信頼していません。
メディアも、信頼していません。

置き去りにされたと感じています。
被災者同士で助け合い、支えあっていますが、国のエリートたちに見捨てられたと思っています。

それが以前と印象が変わった点です。

この国のエリートたちは、もう何もしてくれないんだと。

それが、私の印象です。

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---日本の政府や東電、メディアにひとこと。

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重要なのは誠実さです。

今回の災害は、四つです。

地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つです。


もし、政府や電力会社が誠意を持っているのなら、日本のためになることしかしてはいけません。

もし、彼らが国民の信頼を取り戻したいなら、すべて包み隠さずに究明すべきです。


日本のメディアやジャーナリストは、優れていますが、報道の自由を最大限生かしていないと思います。
ジャーナリストは政府の代弁者ではありません。

私たちメディアの使命は、何が真実で何が真実でないかを見出して、人々に伝えることでなければなりません。
私たちは、国民の代弁者なのです。


ですから、日本のメディアには、自分の持つ可能性を有効に活用して欲しいと言いたいのです。

それは、日本だけではなく、ドイツのメディアにも言えることです。
いえ、全世界のメディアに言えることなのです。


アナウンサー:
ハーノ記者は、昨日、宮城県気仙沼市で震災一年を取材しました。

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ハーノ記者:
ここに住んでいた人に、どこまで復興したのか聞きたいのです。

何がいちぱん問題なのか、そして将来についても。

アナウンサー:
「被災地や原発の取材を、早くしなくてもよくなるように願っている。
なぜなら、報道する必要がある、ということは、そこに良くないことが起こっているから」
とハーノ記者は語っていました。


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ハーノ記者:
父親を亡くした子供や、家族を亡くした男性を見た。
とても悲しい。

すみません。


アナウンサー:

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ハーノ記者のインタビューの中で非常に印象の残ったことは、
「被災地は、置き去りにされたと感じている」と。

電力会社も政府も、そしてメディアも信頼していない、という言葉がありました。

被災地を、ひんばんに訪れた外国人記者からの、この厳しい指摘。
私たちにとっても、あらためて噛み締めることになった震災一年だと思います。



原子力ムラの人々は、原発の安全性については、実はまったく根拠を持っていなかった。世界はこれを知っているのに、まだ芝居を続ける愚か者たち

今日、原子力安全委員会の斑目が、「大飯原発再稼動に関わるストレステストの一次評価は妥当」との判断を下して、たった5分で退出してしまいました。

この厚顔無恥で、まさしく頭のイカレタ男は、2月15日に開かれた東京電力福島第1原発事故調査委員会に参考人として出席したときも、度重なる迷走判断によって国民を被曝させたことについて、一言も反省の弁を述べることはありませんでした。

さらには「SPEEDIは原子炉データが十分ではなく、避難には役に立たない」とまで言ったのです。
この頃から、原子力安全委員会の委員長を辞任することを考えていたのでしょう。

着々と、委員長を辞めた後で、思わぬ火の粉が自分に降りかからないように周到に準備しているようです。
斑目は、こうしたところは、非常にずる賢い人間です。

ストレステストの妥当性評価についても、やはり2月の頭頃から、「ストレステストの一次評価は原発再稼働と関係ない」と言い始めました。

今日の(たった5分の)記者会見でも、同じように「大飯原発のストレステストの一次評価は妥当。この後で、政府がどう大飯原発を使おうが、それは政府の判断だから、当委員会とは関係がない」と言ったのです。

「政府が、どう使うか」その判断を専門家の立場から助言するために設置されたのが原子力安全委員会なのに、それとは完全に切り離したところで「妥当である」と判断を下したのです。

これは、原子力安全委員会の本来の目的性を一切、勘案しない、と言っていることと同じで、「そもそもストレステストなど、なんの意味もない」と言っていることになるのです。

この男は、毎回、毎回、どうして、これほどデタラメで頭が悪いのか。

ただ、狡猾な上に、この人、知性の欠片もない人なので、慰留されれば、簡単に前言を翻して居残るかもしれません。
「ボクちゃん、やっぱり辞めな~い」なんて。

亀井静香が「とっとと、こんなデタラメなやつ、更迭しちまえ」と言ったときに、菅直人はそうするべきだった。

メディアは、すかさず、これに肉付けしようと、御用学者の岡本孝司東京大教授を出してきました。
「大飯原発の安全対策は十分であると考えている。電力会社の意向も考えて、ストレステストの一次評価は妥当だと考える」と、またまた原発推進派に振れています。

この男は、野田内閣が昨年12月に、冷温停止、収束宣言を出したとき、テレビ出演した細野豪志の隣で、「まだ原子炉の状況も分らない、核燃料が、どこにあるのかも分らない、余震で建屋の危険性もある。そうした中で慎重に考えなければならない」と言っていたのですが、岡本孝司にとって、権威ある原子力安全委員会が妥当性有り、とすれば、すぐに針が逆に大きく振れてしまうのです。

この男は、まったく風見鶏のような人間です。
原発の安全性について一貫した考えなど持っていません。
しかし、そのときどきの風向きを読むのは天下一品です。

斑目が「SPEEDIは役に立たないと言うなら、岡本孝司を福島第一原発のモニタリングポストの横に立たせたらどうか。
きっと素晴らしい働きをしてくれるでしょう。

最後に、原発エンジニアの後藤政志氏が出てきて、
「あくまでも、『福島で起きた地震と津波と同程度のものが起きても、おそらくは持ちこたえるだろう』というのは、机上の空論に過ぎず、現実は、福島第一原発を襲った震度と津波以上のものが起きる可能性がある」と、再稼動を企む人々をチクリと。

「しかし、再稼動させたい人々は、この可能性については、まったく切り捨てている」と酷評。

原発を、なんとしてでも再稼動させたい人々の動機は100%「金」です。彼らが、どんな屁理屈を言おうが「金」が欲しいのです。

まったく御用学者の執念も、もの凄いです。


ハーノ記者は、もっとも大切なのは「誠実である」と言いました。

日本は、四つの災害に見舞われた、とも言っていました。

「今回の災害は、四つ。

地震、津波、原発事故、そして信頼の喪失の四つです」。

彼はそう言って、津波で大勢の人々が亡くなった三陸・気仙沼で、日本人のために、思わず涙を流したのです。

正直に言えば、私は海外のジャーナリストの口から、「もっとも大切なことは誠実さである」という言葉が出てくるとは思いませんでした。
それほど、日本のジャーナリズムが汚染されていたのかもしれません。

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私は、毎日、詭弁ばかりを弄して誠実さの欠片もない原子力ムラの人間たちの跋扈を許していたら、次の地震が起きて福島第一原発や、(強引に再稼動させるならば)大飯原発を破壊する前に、私たちの社会そのものが壊れてしまうと思います。

こうした御用連中は、環境が変化したから日本に対して犯罪を働くのではないのです。
彼らは生まれたときから、悪魔的な犯罪性因子を持っているのです。

「人をうまく騙せればいい。人々が気がつかなければ何をやってもいい」という。

今さら、彼らに教え諭すことなど無理なことです。
私たちの社会から追い出す以外にないのです。


ハーノ記者が言うように、世界中の人々は、福島第一原発事故でさらなる巨大地震が起きれば、日本が終る(徐々に死に絶える、ということ)どころか、世界中がチェルノブイリ事故の時以上に被曝させられることが分かっているのです。

福島第一原発人災事故から1年経ったというのに、原発推進派の政治家、官僚、御用学者たちは、いまだ「福島で起きた地震と同等の地震が起きたとしても…」を枕詞に使っているのです。

必要なのは「福島で起きた地震以上のものが起きる可能性に備えて」なのです。

原子力ムラの人々は間違いなく狂人たちです。彼らは、もう人間とは言えません。




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