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お人好しを装いながら、北朝鮮の国際的地位の向上を図ることによって、南北統一のリスクを極限まで減らそうとしている文在寅(ムン・ジェイン)大統領。

(この記事はメルマガ第282号パート1の一部です。全文はメルマガでお読みください)

ネオコン同士で足の引っ張り合いをするボルトン

<省略>

第二回・米朝首脳会談の実現のために事実上解任されたマティス

<省略>

ロシアとトルコとの蜜月関係が意味するもの

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2019年、北朝鮮で何が起こるのか?

ワシントンD.C.に拠点を置く センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレストが発行する外交専門誌「ザ・ナショナル・インタレスト」のweb版では、「北朝鮮の2019年を27人の専門家が予想する」特集を組んでいます。

「ザ・ナショナル・インタレスト」は、印刷媒体としての発行部数は、わずか1万~2万部程度と言われていますが、ヘンリー・キッシンジャーを名誉会長に据えていることから、世界中の外交問題専門家が必ずといっていいほど目を通しているメディアです。

この特集記事では、国防総省国防研究局長、ハリーJ.カジアニスが「2019は、南北朝鮮ウォッチャー全員が確実に忙しくなる年になる」と紹介しているように、北朝鮮情勢に明るい27人の専門家の寄稿を集めています。

この中から、5人の専門家の見立ての一部を紹介したいと思います。

1人目:グラハム・アリソン( Graham Allison)の予想

グラハム・アリソンは、ハーバード・ケネディ・スクールの教授です。
彼は、ハーバードのシンクタンク、ベルファー・センター(Belfer Center)の元責任者であり、『戦争に向かう運命(Destined for War)』の著者としても有名です。

記事タイトルー「最終結論:2019年も、代わり映えしない

「・・・現時点で、金正恩は完全な非核化を約束しており、トランプはその約束を受け入れている。
彼らは、これを“相思相愛”と表現している。

しかし、朝鮮ウォッチャー界隈では、両者の小芝居に懐疑的な見方をするだけでなく、欺瞞に過ぎないとする見方が圧倒的だ。
そして、眉に唾を付けることなくトランプのツートを読むことは難しい、とまで言っている。

結局、2019年暮れになっても、北朝鮮はおそらくまだ核兵器を持っているだろう。

米国は、効果が限定的であることを承知の上で、北朝鮮に対する制裁を継続するはずだ。

いっぽう、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、南北朝鮮の関係をいっそう強化することが非核化への主な推進力になる、という彼の持論を曲げないだろう。

結果、依然として、朝鮮半島には重大な戦争の危険性が残されたままになる。

<以下省略>

二人目:ジェウン・ペク(Jieun Baek)の予想

ジェウン・ペク(Jieun Baek)は、「北朝鮮の隠れた革命(North Korea's Hidden Revolution)」(イェール大学出版局)の著者で、オックスフォード大学で公共政策を専攻。現在は博士号取得候補者。

記事タイトルー「“あるべき論”ではなく、今のまま行動すべきだ

「金正恩は、当面の間は核兵器を放棄しないだろう。
核兵器は、北朝鮮の金王朝にとって、まさに安全保障そのものであるだけでなく、朝鮮民主主義人民共和国の国民的誇りの源でもあるからだ。

事実、この小国は、核兵器の保有国であるがゆえに、世界で最も強力な軍事大国による介入を阻止することができるのだから。

北朝鮮は、米国が投げたボールでキャッチボールをしている風を装いながらも、IAEAなどの国際的な核査察機関の介入を約束したり、不可逆的な非核化を決して約束したりしないだろう。

われわれは「北朝鮮は非核化すべきだ」という“あるべき論”で行動するのではなく、この不幸な現実を受け入れながら前に進むべきである。

私は民間の一研究者として、トランプ政権は来年、北朝鮮の非核化問題に焦点を当てないかもしれないと予測している。

<以下省略>

三人目:ニコラス・エバースタット(Nicholas Eberstadt)の予想

ニコラス・エバースタット(Nicholas Eberstadt)は、『北朝鮮最後の日』の著者で、米国の公共政策を専門とする アメリカン・エンタープライズ研究所(American Enterprise Institute)の政治経済学研究員。彼は、NHKの番組などに出演したことがあります。

記事タイトルー「北朝鮮の核危機は一種の膠着状態に入った

「・・・北朝鮮は、核保有国の仲間入りを果たしたことで北朝鮮の核危機を演出している。
いつ朝鮮半島に核の危機をもたらすかについては、不愉快なことだが、北朝鮮の手に委ねられている。

北朝鮮は、この危機について話し合う会議と外交の条件を定めており、その会議がいつ開催されるのかを決定するのも北朝鮮だ。

北朝鮮は明らかに外交カードを握っており、反対に米国などの大国には外交カードはない

<以下省略>

四人目:ウォレス・C・グレグソン(Wallace C. Gregson)の予想

ウォレス・C・グレグソンは、国防次官補として、2009年から2011年まで、アジアおよび太平洋地域の安全保障担当を務めました。
現在は、ワシントンD.C.の戦略コンサルティング会社、アバセント・インターナショナル(Avascent International)の上級顧問であり、ナショナル・インタレストの中国・太平洋センターの上級責任者を務めています。

記事タイトルー「われわれの方針と戦略を再考しなければならない

「・・・北朝鮮は、2017年に核兵器の他に、もう一つの大量破壊兵器を配備した。

北朝鮮労働党のハッカー集団『ラザルス・グループ』は、WannaCry(ワナクライ)というランサムウエア(身代金要求型ウイルス)で知られているマルウェアを使って、世界150ヵ国の23万台以上のコンピュータにサイバー攻撃を仕掛け、北朝鮮がグローバル・コンピュータ・ネットワークを攻撃する能力を持っていることを実証した。

米国は、こうした北朝鮮に対して、彼らが手に入れた核兵器よりも、さらに魅惑的なインセンティブを与えることはできない。

われわれは、これまでの方針と戦略を見直さなければならない。

武器は道具である。北朝鮮に対しては、日本と韓国を攻撃する気を起こさせないほどの有意な能力を確立しなければならない。

はるかに安価なミサイルと半導体レーザ(LD)を励起光とする固体レーザーを使用して、北朝鮮のミサイルを北朝鮮が発射準備をする前の段階で破壊することが可能になりつつある。

<以下省略>

五人目:ロバート・カプラン(Robert D. Kaplan)の予想

ロバート・カプラン(Robert D. Kaplan)は新アメリカ安全保障センターのシニアフェローであり、ユーラシアグループのシニアアドバイザーです。
近著には『マルコポーロの世界の帰還:21世紀における戦争、戦略、そしてアメリカの関心事』があります。

記事タイトルー「金正恩は兵器を決して放棄しない

「・・・韓国は長期的に見ても北朝鮮の国家崩壊を恐れているため、北朝鮮の経済発展を支援することに正面から異を唱えることはできない。
韓国は、物的損害および人的被害を被るであろう戦争のシナリオを恐れているのだ。

したがって、韓国国民は一般的に平壌との関係を改善することが彼らの利益になると考えており、トランプは、金正恩と直接関わることで、この南北プロセスを加速させようとしている。

問題は、そのようなプロセスにおいて、いつかの時点で米軍兵力の引き上げ、あるいは完全な撤退につながるということである。

朝鮮半島からの米軍撤退は、韓国人に過去の記憶ー日本軍による統治時代ーを呼び起こすことになり、反中国の韓国人より反日の韓国人が増えるかも知れない。

<以下省略>

キシンジャーが、常々「世界統一政府の実現には、予想もしないイベントによってカオス状態を引き起こすことが必要である」と述べているように、キッシンジャーの影響下にある、これらの論客の一致した見解もまた、「米国は、北朝鮮の非核化が実現するなどとは考えておらず、2019年も相変わらず半島からの核の完全撤去という茶番が続くだろう」というもの。

「南北朝鮮の統一は、すでに実現不可能」・・・

・・・以上、英国の大衆紙デイリースターのこの見立ては、米国のウェブ外交誌「ザ・ディプロマット(The Diplomat)」(2018年8月24日付)の記事を踏襲したに過ぎない、という意見も見受けられます。

南北朝鮮統一は、すでに実現不可能」と題するジャスティン・フェンドス(Justin Fendos)の記事は、韓国人の長年の夢である南北統一は、すでに実現不可能であるが、それは必ずしも悪いことばかりではない、と諭すような論調になっています。

<中間省略>

・・・南北朝鮮の技術的および経済的な格差は、韓国の若者たちが危惧しているように、そうやすやすと是正できるものではないことぐらい、文在寅、金正恩、トランプともに理解しています。

<省略>

・・・結果的に、シリアで見られたように、半ば経済難民化した北朝鮮の人々の国外流出を食い止めるため、医療、雇用、教育、社会福祉、インフラ整備を可及的速やかに北朝鮮に提供する必要性に迫られることになります。

その圧倒的な財政的負担を引き受けるのは、どの国でしょう?
トランプは、それを日本に引き受けさせようとしていることは明白です。

(※メルマガ第250号パート2「東西資源戦争の勃発と中国・ロシアの決済送金システムによる脱SWIFTへの動きーその2」にて詳述。ダイジェストはコチラ)

それだけでなく、トランプには、もう一つの目論見があります。

それは、在韓米軍を朝鮮半島から徐々に引き上げることによって日本の自衛隊と韓国軍の軍備増強を促し、米国の兵器を大量に購入させたいという思惑です。

<以下省略>

南北の和平が日本の危機につながる可能性

南北統一が、経済的な観点から、いかに非現実的なお伽噺であるか、現在の韓国の状況を冷戦後のドイツ統一と比較しながら説明しましょう。

<中間省略>

・・・では、朝鮮半島の現在の状況はどうでしょうか?

それは、東西ドイツの比でないほど酷い状況です。

北朝鮮の現在の一人当たりGDPは約1800ドルで、韓国の26000ドルの約7パーセントに過ぎません。

北朝鮮の失業率を知るのは、そもそも公式データが存在していないので不可能です。

想像したくないほど失業率が酷いことになっているのは当然としても、さらに重大な問題は、金王朝の完全なる支配体制の下で、北朝鮮の資産の大部分が一元管理されているため、南北朝鮮の統一後、これを再配分することが必要になります。

金正恩は金王朝の存続を条件にワシントンに対して一定の譲歩を見せようとしていますが、果たして、がっちり握って放さない莫大な資産を明け渡すでしょうか?

とはいうものの、北朝鮮には将来の経済的可能性がたくさんあることを否定する人はいません。

未開発のまま眠っている北朝鮮の豊富なレアメタルとエネルギー資源は、CNBCが専門家の試算を元に計算したところ、「南北統一後、朝鮮半島の経済の4分の1を支える価値」を持っています。

さらに、北朝鮮に西側の最先端の工業生産技術が移植されて工業化が進めば、半島の経済発展は予想を上回るでしょう。

<中間省略>

・・・韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は、南北朝鮮の再統一には、ベルリンの壁崩壊のケースが当てはまらないことを知っています。

であるなら、遠い将来まで見据えた上で、北朝鮮に教育的指導を施しながら南北再統一の本格的な好機が訪れるまで、じっくり熟成させるのも有効なはずです。

ソウルと平壌との和平協定は、ワシントンが長い間、科してきた経済制裁の有効性に疑問を投げかけるだけでなく、平壌に自力で経済を発展させる機会を与えることになるはずです。

朝鮮戦争の終結宣言によって、やがて西側の制裁措置も段階期に解除されるであろうことから、金正恩の圧政を正当化することは疑いのないことです。

しかし、それは世界最貧の状況に喘ぐ北朝鮮の人々を貧困から解放することによっても彼らの命を救うことに貢献するだけでなく、トランプ政権に在韓米軍撤退の正当性を与えるでしょう。

<中間省略>

・・・近い将来、実現するであろう北朝鮮と韓国との間の戦争終結宣言は、何十年にも及ぶ韓国の軍事慣行に、すぐさま劇的な変化を呼び起こすことは期待できないものの、少なくとも、韓国の財政と生産性における機会損失を減少させ、おそらく韓国の高齢化が経済の先行きに投げかけている不安を一定程度追い払うことができるでしょう。

私たちは、文在寅(ムン・ジェイン)に「北に好意的すぎるお人好し」のレッテルを貼って納得してしまう前に、トランプのここ数日の心変わりにこそヒントを見出すべきなのです。

その象徴的出来事がマティスの解任であり、切れ者と言われているメラニア・トランプによるボルトン大統領補佐官の側近、リカーデル大統領副補佐官のホワイトハウスからの放逐です。

もちろん、トランプがメラニアに言い含めて、ネオコンのボルトンに圧力をかけさせたのです。

大麻草の栽培にうつつを抜かし、公人ではなく「私人」であると閣議決定された後も、税金で遊び放題のどこかの国のファーストレディーとは雲泥の差です。

つまり、トランプは、表面上ではワシントンの意向を無視する文在寅(ムン・ジェイン)に苦虫を噛み潰したような表情をしつつも、本音では、彼を自由にさせておくことによって、もっともコストをかけずに南北朝鮮の統一を目指していると言うことができるのです。

日本の安倍政権は、こうした裏側の真相に気付くことなく、相変わらず北朝鮮に圧力をかけ続けています。

不幸なことに、トランプにサジェスチョンを与えているキッシンジャーが、安倍晋三という我が国の指導者を徹底的に嫌っているため、文在寅(ムン・ジェイン)とは違って、いっさいの情報が与えられていないということです。

今後、日一日と朝鮮半島の統一が鮮明になっていくにつれて、最後にババを引かされるのは日本であることに、いつになったら気が付くのでしょう。

この問題の背景には、「もう一つの勢力」の存在があることを見落としてはならないのです。

それこそが、トップ画像にあるように、安倍晋三という世間知らずの三世議員を操っているカルト宗教なのです。

日本の本当の危機は、南北朝鮮統一の動きが加速するとともに高まっていくでしょう。

(パート2につづく)


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