カレイドスコープ

| 全記事タイトルリスト
HOME   »   日本解体阻止  »  2019年の北朝鮮と「統一教会とKCIAとの関係」②、③
       
mag201812-31.jpg

南北朝鮮の再統一は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、韓国ではなく北朝鮮主導で進めようとしている。
再統一に絡む宗教とKCIA、そしてCIAの過去の策動。


(この記事はメルマガ第282号パート2、パート3の2本の記事の一部です。全文はメルマガでお読みください)

(パート1からのつづき)

戒厳令が発動されて、いよいよFEMAが出て来るのか

<省略>

「破滅の予兆」と金融危機を煽り立てる主流メディア

<省略>

30年以上前に「金融ホロコースト」を正確に予言していたハワード・ラフ

<前半省略>

・・・会員に金融情報(ニュースレター)を届けていた著名な金融アドバイザー、ハワード・ラフ(Howard J. Ruff)は、1979年に『How to Prosper During Coming Bad Years(やがて来る悪い年に利益を得る方法)』という本を書いて、「国際銀行家による金融ホロコーストが準備されている」ことを警告してきました。

ハワード・ラフの衝撃的な警告は多くのジャーナリスト、作家に引用されました。

たとえば、現役のヘッジファンドマネジャーであるジェームス・アルタッチャーは、自身の著書である『ヘッジファンドの錬金術』の中で、以下のように述べています。

「アメリカの富の大半が幻想であり、われわれが気がつかないうちに富がしゃぶりつくされ、近い将来、ほぼ完全に消滅するだろう・・・

では、その先にあるのは?

ぞっとするように事態だ。

インフレの爆発、価格統制、貯蓄の浸蝕化(最終的にはゼロ)、民間年金や公的年金の崩壊、そして最終的には国際的な金融ホロコーストが起きて紙幣は紙くずと化し、世界はひっくりかえるだろう」・・・

これを現代に置き換えてみましょう。

アメリカの富の大半が幻想・・・日米欧の中央銀行が招いた不換紙幣(金と交換不可)の世界的大洪水。

富がしゃぶりつくされる・・・日本では、水道民営化、種子法の廃止、漁業法の改正まで踏み込んで国富が国際銀行家に二束三文で投げ売りされるという事態。近い将来、「三度の食事」さえ危うくなりつつある。

インフレの爆発・・・国債の増発もままならない債券リスクの増大。

貯蓄の浸蝕化(最終的にはゼロ)・・・正規雇用の破壊と銀行の救済のためのベイル・イン。

公的年金の崩壊・・・いうまでもないことです。

ハワード・ラフが30年以上前に予言していたことが、まったくそのとおりに起こっているのです。

また、ロスチャイルド、ロックフェラーら国際金融資本家の金融犯罪を暴くことに生涯を捧げたゲイリー・アレンは、邦訳『新世界秩序(人間牧場)』の中で、米国の経済学者、ゲイリー・ノース(Gary  North)の見解を引用しながら、「『金融業界を崩壊させるわけにはいかないが、ドルは崩壊させてもよい』という考えは、国際銀行家、財務省の間では、すでに公式の決定事項だ」と述べています。

『新世界秩序(人間牧場)』を翻訳した解説者は、ゲイリー・アレンのこの記述に、以下のような注釈を添えています。

ハワード・ラフは、株や債券ではなくて、金、銀、白金などの貴金属やコレクターが欲しがるような美術品や古銭への投資を薦めています。

ハイパーインフレによる経済不況にアメリカは向かっていると、1980年ごろから主張していて2008年版の『(21世紀において)やがて来る悪い年に利益を得る方法』は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーになっています。

彼は1年間分の食料の備蓄が必要と説いています」・・・

ハワード・ラフの『「How to Prosper During Coming Bad Years(やがて来る悪い年に利益を得る方法)』を推奨する本の帯を書いたのは、なんとジョージ・ブッシュだというのですから驚きです。

ブッシュは、「インフレに苦しむ投資家に向けた信頼のおけるアドバイス。金融政策の安定を巧みに訴えている」と推薦の言葉を送っています。

彼の本は、コチラのサイトで読むことができます。

ハワード・ラフの本は、日本では『破局に備える』というタイトルで30年以上前に出版されていますが、それほど人気がないようです。

金融機関の整理統合

<省略>

ウーマン・リブと大麻解禁・・・それは、もっともスマートな人口削減政策

<省略>

♯ME Too運動を主導する「女性解放運動の旗手」は強力な魔女

さて、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインが、複数のハリウッド女優に対して度重なる性的関係を強要してきたことを、イタリアの女優、アーシア・アルジェント(Asia Argento)が告発したことをきっかけにして、一気に♯ME Too運動が盛り上がりました。

・・・しかし、この運動の背後にも、ジョージ・ソロスの影がちらついているのです。

さらに、♯ME Too運動の主導者、アーシア・アルジェント自身が、当時17歳だったジミー・ベネットという少年に「性的暴行」を働いていたことが発覚したのです。

もちろん、アーシアは、ベネットとの暴力を伴った性的関係を否定しています。

アーシア側は、当時交際していたアーシアの恋人だった米国の作家で、シェフであり番組司会でもあったアンソニー・ボーデイン(Anthony Bourdain)が、この少年のデマによって悪評を流されることを恐れ、和解金を支払って解決したと主張しています。

mag201812-28.jpg

しかし、アーシアとベネット少年がベッドの中でいっしょにいる写真が証拠として提示されて以来、女性解放運動のジャンヌ・ダルクのごとく振舞っていたアーシア・アルジェントも鳴りを潜めています。

アンソニー・ボーデインは、2018年6月8日、番組撮影のために滞在していたフランスのホテルで謎の死を遂げました。
公には「自殺」ということになっています。

アンソニーは、アーシアとの交際が始まってから鬱状態に陥ることがあるとセラピストに語っており、 彼の「自殺」の原因が、このアーシア・アルジェントにあるのではないかと、ウォッチャーたちが調べ始めたのです。

その結果、アーシア・アルジェントが、SNSや動画を通じて、サタニストのシンボリズムを視聴者などに植え付けようとしていた自他ともに認める悪魔崇拝者であることが分かったというわけです。

つまり、彼女は、本物の魔女だったのです。

<以下省略>

朝鮮半島の魔女

<省略>

文在寅はワシントンの意向を無視して北朝鮮の地位向上を目指す

<省略>

軍事クーデターを支援したCIAとKCIAの創設

トランプと文在寅との関係は冷え込んでいます。
果たして、このまま文在寅の独断専行によって南北朝鮮の再統一が進められていくのでしょうか。

それを占うには、朴槿恵(パク・クネ)の父親である朴正煕(パク・チョンヒ)政権の時代に遡らなければなりません。

朴正煕が、統一教会を使ってワシントンにどのように働きかけたのか。
そして、彼が創設した韓国中央情報部(KCIA)とCIAとの関係を見る必要があります。

グローバル・エリートの東アジアにおけるアジェンダを粛々と推進している中道・リベラルの政策研究機関、ブルッキングス研究所によると、
「朴槿恵前大統領ほど、南北再統一に熱心だった韓国の大統領はいない。
彼女は、再統一に向けて韓国国民の関心を喚起するため、政府省庁をいっせいに動員したが、同時に核保有国としての北朝鮮の地位向上を促してしまうため、そのジレンマに悩んでいた」ということです。

「朴槿恵政権のときから、 米国は韓国とともに、北朝鮮へのアプローチを同期させようと努力しているため、厳しい選択に直面する可能性がある」と述べています。

では、文在寅以上に再統一に熱心だった朴槿恵の努力が露と消え、共産主義への憧憬を抱く文在寅が、逆にうまくことを運んでいるのは、なぜでしょう?

それを考えると、韓国の暗い未来が浮かび上がってきます。

朴槿恵の父親、朴正煕(パク・チョンヒ)は、朝鮮戦争休戦後、米国の陸軍砲兵学校に留学しています。
このとき、米国の軍人も認めるほど筋金入りの反共主義者として知られることになりました。

米国から帰国した朴正煕は、韓国の陸軍大学を卒業した後、とんとん拍子に昇進し、1953年に准将、1959年には少将に昇進しました。

そして、南北休戦協定後、米国が韓国に傀儡政権を打ち立てて、共産主義の防波堤を築こうと用意したのが李承晩(り しょうばん)でした。

朴正煕は同じ反共主義者であっても、米国の下僕として働く李承晩政権に業を煮やして、民族のための自主独立政権を打ち立てようと軍事クーデターを起こしました。

それが、1961年の「5・16軍事クーデター」です。

朴正煕のクーデターによって面子をつぶされた米国は、さぞかし朴正煕を、うとんじるのかと思いきや、実は、クーデターに反対する韓国国内の勢力を抑え込んで「5・16軍事クーデター」を成功に導いたのはCIAだったのです。

クーデター成功後、CIAの陰の後押しを受けて権力の拡大に突き進む朴正煕でしたが、同時に、彼の軍事政権に抗議するデモが頻繁に起きるようになり、朴正煕政権は、これを徹底的に抑え込む必要が出てきたのです。

そこで、朴正煕は、共産主義の侵入を完全に防ごうと、治安維持と経済改善のためという名目で「国家再建非常措置法」を施行し、国民を監視し抑圧するための秘密情報機関、大韓民国中央情報部 (KCIA) を発足させたのです。

この恐ろしい秘密情報機関の創設に当たって、朴正煕は日本政府の協力を取り付けています。

なぜなら、朴正煕は「5・16軍事クーデター」によって米軍の抑圧から韓国を解放し、その後は、日韓国交正常化を達成して日本とともに韓国の真の独立を勝ち取ろうとしていたので、日本政府が朴正煕政権の後押しをすることは必然的な流れだったからです。

朴正煕は、日韓国交正常化へ具体的に動き出すとともに、米国の支持をとりつけるため訪米してジョン・F・ケネディーと会談しています。

その帰りに日本に立ち寄って池田勇人首相と会談、可能な限り早い段階で日韓国交正常化を達成することで合意しているので、おそらく、ケネディーは日韓の接近を容認したのでしょう。

こうした性急な動きに対して、高麗大学では日韓国交正常化に反対する学生運動が起こったため、朴正煕は反日運動の芽を摘むために戒厳令を発動してKCIAによる抑え込みにかかったのです。

朴槿恵の父・朴正煕は、日韓による強大な国家を建設しようとしていた

<前半省略>

・・・米国が韓国をコントロールするために韓国の指導者の地位に就けられた李承晩(り しょうばん)政権に対する軍事クーデターを陰で支援したのは、確かにCIAでした。

一見して、米国の国益に反することをCIAがやったように見えますが、CIAが米国の国益ではなく、世界を金融で支配している国際銀行家のエージェンシーであることを理解している人であれば、なんら不思議ではないのです。

(おそらく、CIAが)行き過ぎた朴正煕の軍事政権に反対するために民主化を叫ぶ知識人を焚き付け、これを民主的な議論ではなく軍による圧政で解決しようとした朴正煕に対して、KCIA内部に潜在的な造反分子を仕込み、朴正煕の暗殺に導いたというのが真相と言って差し支えなさそうです。

ではなぜ、当初は朴正煕を支援していた米国のCIAが、彼の暗殺に回ったのかと言うと、米国の権力の最上位に隠れている闇の権力者の思惑に反して、勝手に日韓国交正常化へ踏み切り、再び日韓併合による東アジアの強大な国家を建設しようとしたからなのです。

第二次世界大戦後、本当の闇の最高権力は、日本の復興を何より恐れており、列強国の権力者によって、日本が統治していた地域を、まるで手足をもぎ取るようにして引きちぎっていきました。

樺太(サハリン)と北方四島を含む千島列島はソ連に、朝鮮半島は(中国と)ロシアの管理下に、日本列島の四島と沖縄は米軍が支配する、というように・・・

だから、ワシントンは、やり過ぎた朴正煕を殺害して日韓再併合への動きを潰し、日中国交正常化をワシントンにお伺いを立てることなく進めた田中角栄をロッキード事件で潰したのです。

彼らは、日本人が世界でもっとも優秀な民族であることを恐れており、常に日本国民を分断状態にしておくために、右傾化・左傾化を同時にしかけながら反日運動を密かに仕込んでいるのです。

こうした俯瞰的な視点から見れば、朴正煕の遺志を受け継いで大統領になった朴槿恵こそ、まさに悲劇の主人公であり、彼女の政権がCIAのスキャンダル工作によって壊滅させられたのも理にかなっているのです。

北朝鮮が韓国を飲み込む!?

朴槿恵は、もともと親日であると言われています。

では、なぜ、彼女は反日を焚き付けるような真似をしたのでしょう。

それは、父親である朴正煕を民主化によって倒した韓国国内にいる親北朝鮮勢力をおもんばかってのことであって、反日を装うことによって彼らをなだめつつ、韓国主導で朝鮮半島の再統一を図ろうとしていたのかもしれません。

<省略>

・・・韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国を犠牲にしてでも、北朝鮮の国家として地位を高め、少しでも対等の関係に引き上げてから、南北「併合」というかたちによって再統一を図ろうとしているのです。

皮肉にも、その雛型は、1972年7月4日、朴正煕が北朝鮮の金日成とともに発表した南北共同声明に端を発しているのです。

朴正煕政権は軍事政権ではあったものの、朝鮮戦争後の韓国経済を上昇軌道に乗せることに成功しました。

それまで、金日成は、韓国国内の親北朝鮮勢力を使いながら北朝鮮主導の再統一を目論んでいましたが、朴正煕政権によって南北朝鮮の経済格差が開くばかりなので、代わりに一国二制度(朝鮮半島赤化統一路線)=「高麗民主連邦構想」の実現に切り替えたのです。

つまり、両雄相並ぶ状態で、経済・教育・文化などにおいては両者の違いを尊重しつつ、安全保障・外交に関しては一国制度に統一しようという政治体制です。

安全保障・外交に関して南北で一致させようというのは、明らかに朝鮮半島から米国の勢力を一掃することを目的としています。

しかし、キッシンジャーは、これに反対していないようです。
今回の北朝鮮非核化へ向けての動きも、キッシンジャーが根回ししたものです。

「北の心」を持つ文在寅は、一国二制度を達成させるのに、うってつけの政治家なのです。

共産主義者であるキッシンジャーの思惑が、はっきり見えてきました。

韓国のクリスチャンは共産主義を恐れない

mag201812-26.jpg

<前半省略>

・・・ところで、韓国のクリスチャンは、共産主義の北朝鮮に韓国が併合というかたちで飲み込まれることを理解しているのでしょうか?

それとも、中国共産党の監視下で信教の自由が脅かされている中国のクリスチャンとは違って、韓国のクリスチャンには、それが保証されるとでも思っているのでしょうか?

このことについて、エコノミストが同じような疑問を投げかけています。
なぜ韓国のクリスチャンは、これほどまでに独特なのか」・・・

アジア諸国の人々は、韓国を除いて、ほとんどキリスト教を受け入れません。
どうして?

韓国の約5000万人の人口のうち約540万人がローマカトリック教徒です。
それ以外にも、さまざまな種類のプロテスタントが約900万人以上います。

さらに、世界最大規模のプロテスタント教会であるヨイド(汝矣島)純福音教会の100万人の信者は、世界最大のペンテコステ派の会衆を形成しています。

なんと、韓国の人口の3分の1がクリスチャンなのです!
この中には、統一教会(世界平和統一家庭連合)も含まれます。

<中間省略>

・・・中国のクリスチャンは共産党の政府に隠れるように信仰活動を続けています。
中国のクリスチャンの中には、北朝鮮人からの脱北者をかくまう人々もいます。

さらには、北朝鮮でキリスト教を広めようという、より壮大な野望を持クリスチャンもいます。

あの長らく圧政を強いている金王朝の支配体制の下で、キリスト教を広めるですって?

いやいや、日本の統治時代、北朝鮮の平壌は、まさにプロテスタントの温床であり、現在は北朝鮮の将来のエリートを教育している平壌科学技術大学を運営しているのです。

“隠れ共産主義者”の文在寅大統領によって、韓国が北朝鮮に吸収されるかたちで再統一されても、韓国のクリスチャンのエネルギーと粘り強さを考えると、ある日、平壌の街並みがソウルのようにネオンクロスでデコレートされていることは確実です。

mag201812-32.jpg

ソウルは、十字架のネオン街です。

その独特の歴史的経緯から、朝鮮半島におけるキリスト教は、さまざまな欲望を是とする世俗的な宗教に返還されてしまったため、再統一後、神格化された新しい指導者が現れたとしても、彼は、おそらくキリスト教徒を迫害することより、これを人民統治に利用しようとアイデアをひらめかせようとするでしょう。

韓国の若者にとっては、統一は和解ではない

<前半省略>

・・・確かに、多くの韓国人クリスチャンにとって、北朝鮮との統一は宗教的目標です。

韓国の戦後復興への米国の“人道的支援”は、「共産主義に対する戦い」とセットでもたらされました。

38度線は、韓国のクリスチャンにとって、神の存在を認めない異教の地との境界線として機能しました。

したがって、米国のカウンターパートとしての韓国の巨大教会は、民主化、市場主義的、反共産主義者の傾向を持っています。

これらの教会は米国の政策を支持しており、米国の多くの福音派の教会と同様に、ドナルド・トランプを「神が遣わした人物である」と見ているようです。

したがって多くの韓国人クリスチャンが、「半島統一」を宗教的な最優先課題としつつも、金正恩と文在寅の急接近を警戒しているのです。

実際、朝鮮戦争の後、多くの韓国人は再統一を志向してきました。
その時代を体験している多くの韓国人は文在寅と同じように、北朝鮮に親族を残したままです。

しかし、彼らの多くは高齢となり、反面、韓国のドライな若者たちは、老人たちの北朝鮮に対する望郷の感情を共有していません。

ニューヨークタイムズ(2018年1月28日付)によると、2017年の韓国統一研究院の調べでは、20歳くらいの韓国人のうちの71.2%が再統一に反対していることが分かったというのです。

<省略>

FBIの統一教会に関する報告書

南北朝鮮の再統一に向けて、多くの若者たちの感情に影響を与えているのが統一教会です。

ここに、統一教会の創始者、文鮮明に関するのFBIとその他のレポートを元にして、同協会が韓国社会にどんな影響を与えてきたのかを解説している記事があります。

1975年10月6日のFBIのレポートは、文鮮明の教理について坦々と報告しています。(画像クリックで全3ページ表示)

mag201812-35.jpg

FBI報告の内容は以下のとおり。

UC / FFWPU(統一教会)に関するFBIのレポート(サンフランシスコ支局) 1975年9月

このFBIのレポートの9~11ページに紹介されている文書は、韓国ソウルにあるナザレの教会からFBIに寄せられた書簡を元に、FBIが統一教会についての考察を短くまとめたものである。

この3ページと少しの文書に解説されていることは、統一教会の表の顔と裏の顔を同時に窺い知ることができることから、大変興味深い。

通称「統一教会」・・・このFBIの文書が書かれた当時は「世界基督教統一神霊協会」、後、現在の「世界平和統一家庭連合」に改称した宗教団体は、文鮮明によって創設された。

文鮮明は、1920年に北朝鮮の鄭周(チュンジュ)で生まれた。

十数年の間、文鮮明はビジョンを頻繁に見せられ、神秘体験の中で成長したと言われている。

ナザレの教会からの書簡は、文鮮明が3人の妻と離婚し、1人の子どもがいる(当時)ことが記されている。

しかし、実際には、文鮮明が「イスラエルの修道院で教えられた教説から自分の宗教を立ち上げるために、その教説を借りたと言っている」ことが、書簡に書かれている。

文鮮明は、1954年に彼の考えた宗教的ビジョンに基づいて組織を設立した。

彼は1955年、※グループセックス・オージーの集会を指揮したカドで訴えられ、3ヶ月の刑期を努める羽目になった。

(※オージー(orgy)とは、古代ギリシャのディオニュシア祭やローマのバッカス祭などにみられた暴飲・乱舞・狂喜をともなう集団的な狂躁・陶酔・忘我の状態のなかで神と一体化する密儀のこと)

文鮮明の統一教会が、韓国政府に提出した以下の教理についての声明では・・・

1)創造主は唯一の神と父である。

2)唯一の神の息子・イエスは、人類の救い主である。

3)イエスの再臨は韓国に訪れる。

4)人類は再臨のイベントを通して、それを中心とした一つの統一された家族になる。

5)究極の救いは地獄と悪の排除にあり、善と天国を確立することにある。

ナザレの教会からの書簡には、さらに、統一教会のグループが、表とは違って、以下のような他の信念や実践を秘密裏に観察していることも記載されている・・・

1)創始者の文鮮明教祖こそが再臨のイエスである。

2)信者が女性の場合であれば、文鮮明と性行為をすること。
男性の場合は、いわゆる「※血分けの儀式(サタンの汚された血が浄化する)」に参加し、信者の女性と性行為をすることでスピリチュアル・ボディーを受け取ることができる。

(※統一教会の教義の根幹は、文鮮明教祖が女性信者とセックスを行い血を清めるという、いわゆる “血分けの儀式” にある)

「血の浄化(blood cleansing)」という文鮮明が“独自に考案したアイデア”は、「(アダムとイヴの)イヴが蛇との不倫を犯し、彼女が穢れた蛇の血を私たち全員に渡した」という教えから来ている。

血分けの儀式によって血の浄化を経験した信者は、無原罪の子供を生み出すことができると言われている。

5)創始者・文鮮明は無原罪である。

1969年に出版された国家宗教統計によると、統一教会は、936の教会と304,750の信者を韓国内に擁していると記されているが、他の宗教団体の指導者たちは、これらの数字は大きく誇張されていると言っている。

統一教会グループは、韓国のいくつかの企業を運営している。

統一教会の斬新な特徴は、(後によく知られるようになった)大規模な合同結婚式である。

かつて、創始者・文鮮明は、合同結婚式において777組のカップルに介在した。

文鮮明は、彼の活動(合同結婚を世間に広く知らしめるため、ニューヨークタイムズ紙に10万ドルの広告を出したことがあります。(下の画像)

この広告では、統一教会の信者によって、韓国内での教会の勢力が、いかに偉大で広範に及んでいるか誇張されています。

mag201812-20.jpg

当時の統一教会は、韓国社会にそれほど影響を与える存在ではなかったし、実際のところ、韓国内のどこに行っても、統一教会の集会を見たり、文鮮明の信者と遭遇することはほとんどなかったようです。

統一教会と韓国軍部、そしてKCIAとの深い関係

シカゴトリビューン(1978年3月27日付)は、以下のように書いています。

JAMES COATES
Chicago Tribune

ワシントン(WASHINGTON)ー 米韓関係小委員会が発表した秘密の政府のファイルは、韓国の中央情報局(KCIA)が運営する小規模の韓国のセックスカルト・統一教会の起源・・・いわゆる「文鮮明」教会を追跡している。

この後で公聴会の対象となった文書では、米国議会のロビー活動の一環として、韓国政府が、どのようにして統一教会を利用したのかが示されている。

外交筋は、教祖である文鮮明が「聖書を性的に解釈する」韓国の宗教団体を率いていると述べている。

また、「韓国議会の複数の議員に賄賂を送っている他の連中の中に、文鮮明がいたということから、KCIAは文鮮明を使うことを決めた」とその文書には記されている。(神に仕えるはずの教祖が、堂々と政治家に賄賂を渡すという犯罪に手を染めているので、KCIAは、逆に「文鮮明は使える奴だ」と考えたということ)

1963年2月に書かれた米中央情報局(CIA)の報告(によると、「韓国軍の朴浩成(Bo Hi Pak)中佐は、KCIAのキム・チョンピル長官の指示の下、ワシントンへの統一教会の拡張に取り組んでいた」ということである。

mag201812-36.jpg
(画像のソース)

1966年8月26日、ソウルの米国大使館からワシントンに送られた外電には、性交渉を含む統一教会のイニシェ―ション儀式が記されている。

この外電では、「教会は『洗礼を施す』ような真似をしたイニシェーション」に言及している。

外電の著者は、ワシントンの韓国学生協会会長、トーマス・チョン(Thomas Chung)の言を引用しながら、以下のように書いている。
「朴浩成容疑者は、訪問している韓国政府の幹部(国防大臣または職員)の妻を統一教会に引き連れていこうと(つまり、イニシェ―ションに誘って性的関係を持つ)するために苦労していた」と伝えている。

また、この外電は、別の情報源も引用している。
「教会は性的な言葉で聖書を解釈し直し、宗教的経験は性と相互に関連していると主張している。教会の指導者である文鮮明は、同組織の性行為のために逮捕された」・・・

統一教会の広報担当が「宗教指導者が逮捕はされたものの、告訴を取り下げられた」と述べているように、文鮮明の逮捕の事実があったことは認めている。

(中略)

・・・CIAの報告書によると、朴浩成中佐は、米国の教会を組織化しようとしていたということだ。
「韓国文化と自由の財団(Korean Cultural and Freedom Foundation)」と呼ばれる団体を通じて米国の教会を組織化しようとしていた。(ソース)

CIA報告を書いた著者たちは、1963年に公開された情報源によれば、KCIAのチーフ、キム・チョンピル(Kim Chung-p’il)が韓国での政治的動きを強めるために統一教会を利用していたと言っている。

このKCAIの幹部は、1961年の軍事クーデターの首謀者で、朴正煕(Park Chung Hee)を大統領にした人間だという。

ミネソタ州選出のドナルド・フレーザー議員によって公開された米国諜報機関の他の極秘資料の概要には、「1970年に朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、米軍の韓国からの撤収を阻止する韓国の努力の一環として、統一教会を使う計画を発表した」とあります。

<以下省略>

文鮮明が残した無原罪の14人の子供たちの運命

<前半省略>

・・・世界でもっとも多くの統一教会信者を有する日本は、まさに教会にとっては“金のなる木”なのです。

そして、日本人の信者たちの統一教会への献身は、第二次世界大戦中に日本軍がおかした罪の贖いとして正当化されています。

さて、無原罪であるはずの韓鶴子が産んだ14人の子どもたちは、どこに行ってしまったのでしょう?

<中間省略>

・・・彼は、文鮮明と韓鶴子がもうけた子供たちの中では、4番目の死者でした。

一人目は乳児のときに、二人目は1984年に交通事故で、三人目は1999年に自殺によって命を絶ち、4人目は薬物中毒のために突然死した文孝進・・・

文鮮明の死後、残った娘の仁進(In-jin)を、教会の後継者に据えるという意見もありましたが、ダブル不倫や私生児の出産など、離婚と再婚を繰り返し、結局、彼女は、フェイドアウトするように2012年に公的な生活から引退しました。

統一教会の信者で、匿名を条件に語ってくれたところによれば、韓鶴子の三男である文顕進(ムン・ヒョンジン、Moon Hyun-Jin)は、ハーバード大学の卒業生であり、統一教会ファミリー帝国を支配する主要な候補者であると見られていましたが、現在は、母・韓鶴子から離れているということです。

文顕進(ムン・ヒョンジン)もまた問題児で、教会の資金から何百万ドルも横領したとして告訴されています。

結局、14人の子どものうち、ただの一人も無原罪の子どもはいなかったのです。

それでも、信者たちは洗脳から覚めることはないのです。

(了)

※この記事のyoutubeなど動画化を禁止します。

●この記事は、メルマガ第282号パート2、パート3の2本の記事の一部です。全文はメルマガでお読みください。

※2018年最後メルマガ第282号パート1~パート3は、2018年12月31日の配信ですので、1月に入った今では、バックナンバー扱いとなっています。
下記ご案内のように、新規にご登録されても、この号=メルマガ第282号を読むには、2018年12月のバックナンバーのご購入が必要となりますのでご注意ください。

初月無料のメルマガは、購読開始日からの1ヶ月間ではなく、購読を開始された月の配信分が無料でお読みいただけます。
例)
1月1日より1月30日の間にご購読を開始された場合、1月分の購読料が無料になります。
(月途中の登録でも、月内に発行されたメルマガがすべて届きます!)

バックナンバーは下記リンク先です。
2013年1月1日から2018年12月31日までに配信されたメルマガ一覧

有料メルマガのカードでのお申し込みはこちらからです。
初回お申し込みの月の月末までは無料です。

mailmagazine-banner.png

有料メルマガの銀行振込、コンビニの電子マネーでの
お申し込みはこちらからです。

blogbanner_banner.png






関連記事
       
NEXT Entry
「一帯一路」はマッキンゼー、推進は国連と中国のNGO
NEW Topics
日本の金融メルトダウンと秒読み!ドイツ銀行CDS破綻
日本人の「神の遺伝子」と女系天皇・皇位継承の「罠」
文明は西洋から東洋へ「800年リズムの周期交代」
神社の破壊と日本人の遺伝子の秘密に挑む秘密結社の策謀
古神道から乖離する神社神道と皇室への秘密結社の介入
メーソンとキリスト教と国際共産主義による霊的攻撃
迫りつつある景気後退と再び輝きを取り戻すゴールド
バレンタインデーのトランプへの贈り物は「運命ゲーム」
古神道とグノーシス/「世界の盟主・日本」の未来
破局に備えるー中央銀行システムの外側に逃げろ!④
破局に備えるー中央銀行システムの外側に逃げろ!③
破局に備えるー中央銀行システムの外側に逃げろ!①②
「一帯一路」はマッキンゼー、推進は国連と中国のNGO
2019年の北朝鮮と「統一教会とKCIAとの関係」②、③
2019年の北朝鮮と「統一教会とKCIAとの関係」①
web master

ダンディ・ハリマオ

Author:ダンディ・ハリマオ
『カレイドスコープ』は、よく「目から鱗(うろこ)」と言われます。
このブログは、視界ゼロメートルの世界情勢を見通す独自の視座を持った未来透視図です。

メルマガお申し込み

有料メルマガのカードでのお申し込みはこちらからです。
初回お申し込みの月の月末までは無料です。
ご質問について
Categories...

openclose

カテゴリー+月別アーカイブ
 
全記事表示リンク
Archive Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
リンク10-フィアット通貨
リンク13-ユーラシア
ログイン
QRコード
QRコード

Page Top